北海道の登山とスキーとフライフィッシングのブログ


by y-fukuchin
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

2017年 07月 05日 ( 1 )

2017年6月30日~7月5日の記録。

ちょっと早めの夏休みを頂いたので、
6/30~7/5まで旭岳~トムラウシ山~富良野岳の70kmを縦走してきました。
(当初は4泊5日予定で、悪天候による部分的な停滞のため5泊6日に変更)

6/30:旭岳ロープウェイ~旭岳~北海岳~白雲岳~白雲避難小屋
7/1:白雲避難小屋~高根ヶ原~忠別岳~五色岳~化雲岳~ヒサゴ沼避難小屋
7/2:ヒサゴ沼避難小屋~トムラウシ山~三川台~ツリガネ山~コスマヌプリ~双子池
7/3:双子池~オプタテシケ山~ベベツ岳~美瑛富士避難小屋
7/4:美瑛富士避難小屋~美瑛岳分岐~十勝岳~上ホロ避難小屋
7/5:上ホロ避難小屋~上富良野岳~三峰山~富良野岳~十勝岳温泉凌雲閣


今回は予備日を2日入れて、合計7日間分の食糧・燃料を準備。
食料は単純計算で約17,000kcal分と行動食。
ザック重量は20kgを少し下回るまで装備をカット&軽量化してみました。

b0187142_23483235.jpg
この時期は各キャンプ指定地の雪渓水確保も特に問題なく、
行動中の飲料水を大量に持たずに済みました。

6/30 始発の旭岳ロープウェイに乗って姿見駅に到着。
最高の天気のなか縦走をスタート。
b0187142_23483305.jpg
 
10分ほど進んで姿見の池で、ちょうど居合わせた方に撮影してもらいました。
b0187142_21395023.jpg

初日、旭岳の山頂に向かう斜面から5日後のゴールである富良野岳のピークを確認。
こうして改めて見てみると遠く遠く感じる。

b0187142_23483352.jpg
姿見の池から1時間45分で旭岳山頂に到着。
b0187142_23483397.jpg
 
6回目の旭岳山頂。
b0187142_21450058.jpg

その先に続く縦走路を進みます。
b0187142_21462040.jpg
長い長い下りの雪渓は柔らかく、アイゼンは必要なし。
b0187142_19125921.jpg
 
下っている途中で振り返って頂上方面を見る。
意外と傾斜があって長い雪渓。
b0187142_21465295.jpg
 
間宮岳の分岐に到着。ここで軽く食事。
b0187142_21482102.jpg
 
そこからぐるっとお鉢平を回り、北海岳にある縦走路分岐を目指す。
北海岳手前で振り返る。右奥が旭岳。
b0187142_21492148.jpg
 
北海岳から白雲岳に向かう縦走路からもゼブラ模様が見える。
b0187142_21521245.jpg

そして白雲岳山頂からの名物「ゼブラ模様」!素晴らしい!
b0187142_19124712.jpg
白雲岳避難小屋。
初日はこの横にあるキャンプ指定地でテント泊です。
b0187142_19130527.jpg
 
キャンプ指定地での野営は3名。
まだ残雪が多くテン場の半分以上はドロドロのため手前側に設営。
b0187142_21540603.jpg
風速14~15m/sと風が強いので、しっかり固定します。
b0187142_19132292.jpg
白雲岳避難小屋の水場。
これを携帯浄水器でろ過して飲料水にします。
水温は限りなく0℃に近く、非常に冷たくて旨い!
b0187142_19131232.jpg
このキャンプ指定地から見える高根ヶ原とその奥にみえるトムラウシ山。
こんな天候の日に歩くと最高だな~!
b0187142_19131717.jpg

気になっていた天候ですが、あまり恵まれず(というか全然恵まれず)。
6日間のうちで晴れたのは初日と4日目の前半と最終日のみ。。。
2日目は強風と濃いガスのため停滞し、出発を遅らせます。
落着き始めた9時に出発しヒサゴ沼を目指す。

b0187142_19132650.jpg
五色岳から化雲岳に向かう途中の広い雪渓。
濃いガスのなかを歩くのは非常に厄介だ。
b0187142_19133197.jpg
途中から降り始めた雨に打たれ続けながらヒサゴ沼へ到着。
嵐のため、テン泊は諦めて避難小屋に宿泊。
b0187142_19133601.jpg

特に苦しんだ3日目の7/2。
今日は12時間30分というコースタイムの行程のため、降雨の朝5時にヒサゴ沼避難小屋を出発。
強い風で雪渓の斜面がガチガチ。6本爪アイゼンを装着して縦走路まで上がる。

b0187142_22005695.jpg
 
日本庭園もロックガーデンも楽しむ余裕はなかった。。。
b0187142_22030010.jpg
 
気づくと北沼に到着していた。
無理してトムラウシ山の山頂を通らずトラバースすることもできたが、やっぱりピークを踏む。
b0187142_19134175.jpg
トムラウシ南沼の分岐点。
この先はまだ一度も足を踏み入れたことのないエリア。
b0187142_19135301.jpg
三川台までのルートは明瞭で特に迷う箇所は無し。
晴れていたら一体どんな景色が見えていたのだろう???
b0187142_22061554.jpg
三川台に到着。いよいよだな・・・。
b0187142_19135807.jpg

三川台~双子池という難所。
精神的にも肉体的にも人生で一番辛い日になるだろう
という覚悟をもって踏み込む。
b0187142_19140284.jpg
予報に反して強まった大雨と強風のなかを、背丈ほどの笹薮をかき分けながら、ハイマツと格闘。

ツリガネ山を過ぎてコスマヌプリにたどり着く前に、目の前に現れた急斜面の雪渓。
滑落による怪我は致命的。この難所は事前に調べて知っていた。
この30mを超えるためだけに持ってきたアイゼンを装着し無事にクリア。
b0187142_19140765.jpg
降り続く大雨によって膝下まで冠水しながら歩く川のようなルートもあり、
約11時間30分歩き続けて16時過ぎに双子池に到着。

美瑛富士避難小屋まで何とか行きたかったが時間的に無理と判断。
よりによって、ルート中では最も早く切り抜けたかった双子池。

仕方なく雨が降り続くなかでテントを設営。
全身ビショ濡れなので、
とりあえずテントに入って着ていたものを全部脱いで前室で絞って脱水。
タオルで体を拭いてから乾いたシャツや下着類に着替え、
テントのベンチレーションを開けて換気しながらガスバーナーで暖まりました。
 
今回の縦走用に新調した小型軽量のシュラフ。
モンベル アルパインダウンハガー#3(800FP)
快適睡眠温度:5℃
b0187142_22135736.jpg
長時間の運動による疲労のため、
食事を終えて暖かいダウンシュラフに入るとすぐに深い眠りに落ちました。
 

翌朝は青い空が!これはホントに助かりました。頑張ったご褒美のようでした。
b0187142_19141666.jpg
ここからオプタテシケ山の山頂まで高度差は約600m。
見えているのは肩の部分でピークはさらにもっと奥にある。
b0187142_19142163.jpg
双子池のテン場は大雨により冠水し、2張ほどのスペースしか残っていなかった。
b0187142_19142707.jpg
 
雪渓を登り切って肩の部分まで来た。
切り立った稜線に見えるが危険個所はあまり無い。
b0187142_22222606.jpg

オプタテシケ山の山頂を目前にした地点で見た岩。
ゴリラの横顔に見えません?
b0187142_19143206.jpg
 
ガスに隠れたあの付近がオプタテシケ山の山頂。もうちょいだ。
b0187142_22264874.jpg

旭岳をもう1回登るような高度差を何とかクリアしてオプタテ山頂へ。
 
これでようやく十勝連峰に入った!
今年に入ってから縦走準備のために十勝連峰の山々はすべて登り、
エスケープルートを使うような事態が発生してもルートは熟知していた。
精神的な余裕があるのは非常に大きい!

b0187142_19143752.jpg
 
ベベツ岳付近。
オプタテ~ベベツまでの間で濃いガスの向こうからヒグマの唸り声!
b0187142_22285628.jpg
 
 
石垣山を下って美瑛富士方面を見る。
今日は下に見える美瑛富士避難小屋に宿泊。
b0187142_22303717.jpg
 
美瑛富士避難小屋より、ナキウサギの声が響き渡る石垣山。
b0187142_22333946.jpg
 
水場は避難小屋から15分ほど白金方面に下った雪渓の左側にあった。
b0187142_22350629.jpg
美瑛岳分岐付近から来た道を振り返る。
雲海に浮かぶのは
手前:オプタテシケ山
奥側:トムラウシ山
b0187142_19144627.jpg
また違うタイミングではこのように見えた。
b0187142_22382051.jpg
 
美瑛富士分岐から少し進んだ場所より十勝岳方面を望む。
無機的な荒々しさを感じる。右奥が十勝岳。
b0187142_19145261.jpg
 
ここから十勝岳山頂を目指す。
b0187142_22411323.jpg
 
美瑛岳分岐から2時間ほどで十勝岳。
b0187142_22423380.jpg
 
十勝岳。吹雪の4月以来。
b0187142_22521429.jpg

十勝岳山頂から上ホロカメットク山に向かう稜線。
狭いので注意!
b0187142_19145962.jpg
途中、乾いているヒグマの糞。
b0187142_22465771.jpg
上ホロカメットク山の避難小屋に到着。
ここから100mほど下ったところにある水場は雪渓からすぐ出ているので、
非常に冷たくて旨い!
b0187142_22445764.jpg

最終日の早朝!
b0187142_19150943.jpg
神々しいご来光。
b0187142_19152755.jpg
この縦走の終着地である富良野岳が見えている!
b0187142_19151312.jpg
上ホロカメットク山のモルゲン。
b0187142_23575485.jpg
上ホロカメットク山の水場近くにあるお花畑。
b0187142_19153136.jpg
b0187142_22481356.jpg
 
上富良野岳、そして三峰山のピークを踏み、富良野岳を目指す。
b0187142_22485777.jpg
 
朝もやのなかに見えてきた富良野岳!
b0187142_22503500.jpg

いよいよ富良野岳分岐から富良野岳方面に入る。
b0187142_19154189.jpg
富良野岳は残雪期にしか登ったことがなく夏道は初めて。
いよいよ山頂が見えた!あともう少し!
b0187142_19153653.jpg

そして旭岳を出発して6日目。
ついに富良野岳山頂に到達しました!涙が。。。
b0187142_19164780.jpg
この日は登山者がとても多く、山頂にいた方に記念撮影してもらいました。
b0187142_23483149.jpg
遥か遠くのスタート地点の旭岳や十勝岳が雲海から顔を出しています。
b0187142_23483167.jpg
 
富良野岳山頂には30分ほど滞在したでしょうか。
下山を開始して再び雲海のなかに入ります。
b0187142_22542895.jpg

雪の無い時期に通るのは新鮮。
幸せな気分に包まれながらこの長旅の最終ゴールである十勝岳温泉凌雲閣へ。
b0187142_22563784.jpg

富良野岳山頂から下山を開始して1時間30分。
7/5 10:30に十勝岳温泉凌雲閣に下山。6日間の縦走が今終わりました。

b0187142_22592810.jpg

凌雲閣に入ると、何より先にまず冷たいコーラを飲みました!
それから温泉に入り、さっき歩いていた山並みを眺めながら露天風呂を満喫。
風呂上りにはビール!それからカツ定食!
贅沢過ぎます・・・。
b0187142_23483287.jpg
脱衣所で計った体重は1kgだけ減っていましたが、
持参した食料は行動食も含めて予定通りに食べていたので
最後までへばらずに頑張れました。


縦走で長距離歩き続けた割には全く怪我もせず、足のトラブルも皆無で、
体調不良も起きず、無事に終えられたことに感謝。
いつかまたこんな縦走を楽しめる日がくる事を願っています。


[PR]
by y-fukuchin | 2017-07-05 23:56 | 登山 | Comments(0)